マルチグリドル、スキレット、フライパン。
キャンプ道具売り場に行くと、調理系ギアはもう飽和状態です。
正直に言うと、「また似たようなやつでしょ?」
そう思いながら手に取ったのが、GRANDOORの「DISH GRILL」でした。
最初に使ったのは、休日のひとり朝ごはん。
いつもなら、コーヒー1杯とバナナ一本で済ませるところ。
ただ、その日はなぜか「目玉焼き、焼いてみようかな」そう思えたんです。
DISH GRILLで焼いて、そのままテーブルへ。
洗い物はこれ一枚。
たったそれだけなのに、朝の時間が少しだけ豊かになりました。
このギアは、料理を頑張らせる道具じゃありません。
料理のハードルを、そっと下げてくれる道具。
普段、家ではあまり料理をしない面倒くさがりなパパでも、キッチンに立つ理由が生まれる。
「暮らしに溶け込み、寄り添い、馴染んでいくキャンプ道具」
この記事では、そんなDISH GRILLを、公式サイトでは見えてこない「使う側の目線」で見ていきます。
※本記事で紹介するDISH GRILLは、メーカーより提供いただいたものです。
調理するお皿。ウチとソトがゆるやかにつながる。

DISH GRILLは、調理と食事の境界をなくすための道具です。
フライパンのように焼けて、そのまま皿として使える。
でも、どちらかに振り切っているわけではありません。
調理器具として主張しすぎず、食卓に置いても違和感がない。
使う場面に合わせて、役割が自然に切り替わる。
キャンプ専用でも、家専用でもない。
だからこそ、特別な日より、何気ない一食で出番が増えていく。
DISH GRILLは、使いこなす道具というより、気づいたら生活に混ざっている道具だと感じました。
開封レビュー&ディテールチェック〜触った瞬間に感じたこと〜

さっそくDISH GRILLの見た目や質感から細かくチェックしていきましょう。
ジャストサイズの専用バッグ:ミリ単位のこだわりに、心が躍った

まず、専用ケースから取り出したときに、少し驚きました。
本体、取っ手、鍋敷き。
それぞれが驚くほど気持ちよく収まっているんです。




「とりあえず入れました」ではなく、おそらくミリ単位で設計されたであろうフィット感。
この時点で、「これはちゃんと作られているな」と、胸が高鳴りました。

バッグの内側は汚れに強そうな素材だし、メッシュで通気性も良さそう。よく考えられてます。
本体の質感に感動:これ、本当にアルミ?

次に手に取った本体。
ここで一番印象に残ったのが、器としての質感です。
触った瞬間に、「あ、安っぽくない」と素直に思いました。

陶器のような、少しだけしっとりした表情。
あとから知ったのですが、波佐見焼の陶器質感を再現しているとのこと。

正直、言われなくても納得できる仕上がりです。
キャンプギアにありがちな道具感の強さがなく、家の食卓にそのまま置いても違和感がない。
むしろ、少しだけ上質な空気が生まれます。
重量感:片手で軽々

スペック上は約480g。
数字で見てもピンとこなかったんですが、実際持ってみると…
「え、こんなに軽いの?」
手元にあった鉄フライパン(26cm)が約1,400gだったので、約1/3の軽さ。
女性でも、高齢の方でも、片手で楽々扱えるレベル。これ、毎日使うことを考えると、かなり大きなアドバンテージです。
取っ手:大人っぽい気品と納得の完成度

そして取っ手。
ウォールナット材の落ち着いた色味が、全体の印象をぐっと大人っぽく引き締めています。
無骨さよりも、気品。
主張よりも、佇まい。
DISH GRILLは、スペックで語る前に、「触ったときの納得感」で評価される道具だと感じました。

それに、本体との連結部分(ガイドチャックシステム)の完成度にも驚き。




従来のロック式だと「ちゃんとハマってる?外れない?」って不安になるけど、これは一度ハメたら「あ、これ絶対落ちないわ」って安心感があります。
鍋敷き:コルクの温もり

付属のコルク鍋敷きも、ただのオマケじゃなかった。
DISH GRILLの底面にぴったりハマる設計で、ズレない。
厚みもしっかりあって、熱々のお皿を置いても安心。
このコルクの質感が、また良い。
自然素材の温もりが、陶器風の本体と妙にマッチするんです。
実際に使ってみた(体験レビュー)〜DISH GRILLのある1日〜

正直に言うと、この記事を書いている時点では、まだキャンプでは使えてないんです。
執筆時期はちょうど真冬ということもあって、もっぱら自宅で使い倒している状態です。
でも、そのおかげで分かりました。
DISH GRILLは、キャンプ用ギアというより、完全に“生活に寄り添う道具”だということを。
この日は、ママと子供たちはおでかけ。家にはパパひとりのお留守番デイ。
普段はほとんど料理をしない私が、DISH GRILLと過ごした1日。
朝食から夕食まで、全部これ一枚で乗り切ってみます。
朝|目玉焼きトースト

朝は、いつものように簡単に済ませるつもりでした。
コーヒーを淹れて、トースト一枚で終わり。
でも、DISH GRILLが目に入って、「目玉焼き、焼こうかな」と自然に思えたんです。

トースターでパンを焼きながら、ディッシュグリルで目玉焼きをひとつ。
焼きあがったら、パンの上に目玉焼きをのせて完成。

フライパンを出すほどじゃないけど、これだけで朝ごはんの満足感が変わる。
調理して、そのまま食べて、洗い物はディッシュグリルひとつ。
この“ひと手間増えたのに、面倒じゃない感じ”が、このギアのいいところだと思います。

パンに乗せるときも、スルッとすべるようになめらかに。焦げ付きも全くありませんでした。
昼|インスタントラーメン

昼は、手軽に袋ラーメンに。
鍋を出して、どんぶりを出して…
となると、途端にハードルが上がる料理ですが、DISH GRILLだと少し気が楽です。

お湯を沸かして、麺を茹でて、そのままスープを入れて完成。
作る器と、食べる器が同じ。これだけで、「昼ごはんを作る」という行為がかなり軽く感じられました。
ひとり分にちょうどいいサイズ感もあって、無駄がないのも好印象です。

なにより取っ手があるので、食べやすいですね。
おやつタイム|ホットケーキ

午後、小腹がすいたタイミングで、むしょうにホットケーキが食べたくなりました。

ディッシュグリルはフチがあるので、生地が流れにくく、厚みのあるふっくらした仕上がりに。

「おやつを作るぞ」というより、「焼いてみようかな」くらいの軽さ。
こういう使い方ができるのも、生活に馴染む理由だと思います。

本当にカフェのパンケーキみたいに、厚みがあってふっくらした仕上がりに。
夜|ひとりキムチ鍋

夜は、少しだけちゃんとしたものを。
とは言っても煮込むだけのかんたんキムチ鍋。
ディッシュグリルは深さもあるので、ひとり鍋にはちょうどいいサイズ感です。

せっかくなので、お庭にキャンプテーブルを持ち出して、アウトドア気分味わってみました。
やっぱりディッシュグリルは外も似合いますね。キャンプ欲がぐんと高まります。

この一日を通して感じたのは、DISH GRILLは暮らしに馴染む道具だということ。他にもオーブン料理やせいろ蒸しなんかも楽しめるので、また挑戦してみたいですね。
【検証パート】気になる5つのポイントを検証してみた

ここからは、購入を検討している人が気になるであろうポイントを、実際に検証してみます。
ガチガチの科学実験みたいなことはしません。あくまで、普通に使う人の視点で。
検証1:焦げつかない?(目玉焼きで検証)
まずは一番わかりやすい、目玉焼きで検証してみました。
油はごく少量。
火力は弱め〜中火。
結果から言うと、拍子抜けするくらい、きれいに焼けます。
白身が張りついて剥がれない、ということもなく、トングでつかむとスッと動く。
「陶器っぽい見た目=扱いづらい」という先入観は、ここで消えました。
もちろん、テフロン加工のフライパンのような“何をしても絶対くっつかない”というタイプではありません。
でも、普通に料理する分には、焦げつきを気にする必要はほとんどない、というのが正直な印象です。
検証2:洗いやすさ・お手入れのしやすさ

次に、洗いやすさ。
これ、個人的にはかなり重要なポイントです。
使い終わったあと、ゴシゴシ洗わないと落ちない道具って、正直、次に使うのが億劫になりますよね。
DISH GRILLは、調理後にお湯につけて少し置くだけで、汚れがスルッと落ちることがほとんど。
強くこすらなくてもいいので、陶器の質感を気にしすぎる必要もありません。
特別なメンテナンスも不要で、普通に洗って、しっかり乾かすだけ。
「洗うのが面倒じゃない」
この一点だけでも、日常使いする価値はあると思います。
検証3: お湯が沸くスピード(IHで比較)

つづいては、お湯が沸くスピード。
これは正直に書きます。
IHで使った場合、一般的なお鍋と比べると、お湯が沸くまでに少し時間がかかる体感はあります。
実際に比べてみましたが、普通のお鍋が3分ほどで沸騰したのに対し、ディッシュグリルは9分ほどかかりました。
ストップウォッチで厳密に測ったわけではありませんが、約3倍の差ですね。
ただ、その分、じんわりと熱が入っていく感覚があり、急激に吹きこぼれるようなことは少なめ。
さっとお湯を沸かしたい人には不向きかもしれませんが、一人分の料理や、ゆっくり作る食事なら大きなストレスには感じませんでした。
検証4:取っ手の安定感、本当に落ちないのか?

試してみて一番「よく考えられているな」と感じたのは、じつはこの取っ手部分でした。
正直、着脱式の取っ手って、
「途中で外れないかな?」
「ひっくり返した拍子に落ちない?」
って、どうしても不安がつきまといますよね。
でもディッシュグリルは、その不安を使い始めてすぐに裏切られました。
スッと着脱できるのに、しっかり固定されていて、グルっとひっくり返してもグラつかないし、落ちる気配がない。
「あ、これ相当試行錯誤して作ってるな」
そんな開発者の意図が、使っていて自然と伝わってきたんです。
目立つ部分ではありませんが、この取っ手こそが、ディッシュグリルの使いやすさを底上げしている“真骨頂”だと感じました。
検証5:手持ちのバーナーとの相性は?

春のキャンプデビューに向けて、手持ちのバーナーで使えるか試してみました。
- タフまるJr.(イワタニ)
- スノーピーク フラットバーナー
- SOTO シングルバーナー ST-340
- ジュニアコンパクトバーナー(イワタニ)
結論から言うと、どのバーナーでも問題なく使えました。
底面直径が19cmあるので、ソロ用の小型バーナーでもしっかり安定します。五徳との相性も良好です。

とくにタフまるJr.との相性は抜群です。
【比較】マルチグリドルと何が違う?どちらを選ぶべき?

マルチグリドルと何が違う?どちらを選ぶべき?
GRANDOORといえば、やはり看板商品のマルチグリドルパンを思い浮かべる人も多いと思います。
実際、焦げつきにくく、料理が映える。
キャンプ料理の定番として、完成度の高い調理器具なのは間違いありません。
ただ、使い込むなかで、マルチグリドルならではの弱点も見えてきました。
その延長線上に生まれたのが、このDISH GRILLだと感じています。
マルチグリドルで感じていた「ちょっとした不満」

マルチグリドルを使っていると、こんな場面に心当たりがある人もいるはずです。
焼き物や炒め物には最高。
でも、料理の幅を広げようとすると、少し気を遣う。
これがマルチグリドルの正直な立ち位置だと思います。
DISH GRILLは、その弱点をどう変えたのか

DISH GRILLは、まさにその「あと一歩」を埋めにきた道具です。
さらに、マルチグリドルの強みだった焦げつきにくさも、コーティングを改良することでしっかり継承。
「できることを減らさず、苦手だったところを補った」
そんな印象を受けました。
結局、どっちが向いている?

ざっくり分けるなら、こんな感じです。
どちらが上、という話ではありません。
マルチグリドルが「調理に特化した道具」だとしたら、DISH GRILLは、食事まで含めて考えられた道具。
ここをどう捉えるかで、満足度は大きく変わると思います。

サムギョプサルやチーズフォンデュやるならマルチグリドルですし、ディッシュグリルで味わうひとり鍋もたまりません。ただ、この取っ手の便利さを知ってしまうと、やっぱりディッシュグリルは手放せませんね。
隠れた注意点〜買う前に知っておいてほしいこと〜

正直なところ、致命的なデメリットはあまり感じていません。ただ、事前に知っておかないと戸惑うポイントはあります。
注意点1:加熱スピード

まずひとつ目は、IHで使ったときの加熱スピード。
体感ですが、お湯を沸かすのに少し時間がかかる印象があります。
一般的なお鍋と比べると、「もう少し早く沸いてほしいな」と感じる場面はありました。
時短でサクッと調理するには、やや不向きかもしれません。
ただ、DISH GRILLはスピードよりも、扱いやすさと心地よさを重視した道具。
効率重視のキッチンツールではなく、「料理する時間そのものを楽しめるか」そこに価値を感じる人向けだと思います。
注意点2:取っ手を付けたまま調理できない

もうひとつ、意外と勘違いしやすいのが取っ手の扱い方です。
ウォールナットの取っ手は見た目も良く、つい付けっぱなしで使いたくなりますが、火力によっては取っ手が焦げてしまう恐れがあります。
基本的には、調理中は取っ手を外して使用し、鍋を振ったり、持ち上げたり、運んだりするときに取り付けるのが正しい使い方。
このあたりは、最初にしっかり理解しておかないと「え、焦げた…」となりかねないポイントです。
注意点3:「焚き火」非対応

3つ目は要チェックです。
DISH GRILLは直火OKですが、焚き火調理はNG。
キャンプギアに慣れている人ほど、ここは勘違いしやすい部分だと思います。
これらを理解した上で使えば、「思ってたのと違う…」という失敗は避けられるはず。
注意点4:縁があるから、フライ返しが入れにくい時がある

最後にもうひとつ。
深さ4cmの縁があるのは、ラーメンや鍋料理には最高なんですが、逆に餃子とかお好み焼きをひっくり返す時、ちょっとフライ返しが入れにくい。
慣れれば問題ないレベルですが、最初は「あれ?」ってなりました。
【開発者インタビュー】DISH GRILL誕生の舞台裏

「この商品、どんな想いで作られたんだろう?」
今回も、GRANDOOR代表の村林さんに直接お話を伺うことができました。
2年以上かけて開発されたDISH GRILL。その裏側には、どんなストーリーがあったのか。
DISH GRILL誕生の舞台側に迫ります。

村林さん、今回もどうぞよろしくお願いいたします。
待望のディッシュグリル”誕生の裏側”に興味津々です!

こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。
細部までこだわり抜いた渾身の自信作です。
- Q1.まず、DISH GRILLを開発しようと思ったきっかけを教えてください。
- A
アウトドアでも普段でも使えるようなそのような、暮らしの定番になるお皿を作りたいと思い開発をはじめました。
うちの人気商品、マルチグリドルパンをベースに、マルチグリドルの課題を解説するような商品にもなっています。
- Q2.開発過程で一番苦労した点はどこでしょうか?
- A
お皿としての美しさとフライパンとしての機能性を両立させるところが、この商品の1番のポイントです。
少し突き出た部分の裏側がポイントなのですが、その構造やとっての溝加工など高いレベルで管理しないと使いやすい商品にはならず、何度も改良を加えて完成しています。
- Q3.DISH GRILLならではの強みはどこだと思いますか?
- A
お皿としての質感は 他の取っ手が取れるフライパンと比べてもらっても明らかに高いと思います。
アウトドアユーザにも最適な仕様となっており、使いやすく、コンパクトに収納できると言う点にもこだわりました。
- Q4.今後のアップデート予定などはありますか?
- A
既に先行販売として1,000個販売したのですが、使いやすい、おしゃれというお声が多く、とても好評をいただいています。
今後の予定としては、専用の蓋、 色違い、 サイズバリエーションなど ディッシュグリルのバリエーションをどんどん増やしていきたいと思っております。
- Q5.最後に「読者・ファン」の皆さまへ一言メッセージお願いします。
- A
ディッシュグリルは、アウトドアメーカーの加工ノウハウを詰め込んで、3年以上の期間をかけて開発した新しいお皿です。
皆さんの生活が豊かに軽やかになるように、あらゆる工夫が盛り込まれていますので、ぜひ一度手に取ってもらえるとうれしいです。

DISH GRILLは、派手な道具ではありません。でも、気づいたら一番使っている。
そんな存在になれたら嬉しいです。これからも「キャンプでも、家でも、無理なく使える道具」を軸に、GRANDOORらしいものづくりを続けていきますので、ぜひ楽しみにしていてください。

今回の取材を通して、「見た目の美しさ」と「調理性能」の両立にこだわる開発者の思いに触れました。自然の中でも、お家の中でも、この1本がそっと寄り添ってくれるはずです。村林さん、今回は貴重なお話をありがとうございました。
任せられる、という贅沢。DISH GRILLが変えてくれたこと

DISH GRILLを使ってみて感じたのは、派手な驚きではありませんでした。
焦げつきにくさや、深さのある形状。
マルチグリドルとの違いも、たしかにあります。
バーナーとの相性も、実際に試してみて安心できました。
でも、いちばん印象に残ったのは、スペックではなく感覚です。
着脱式の取っ手。
最初は少しだけ構えていました。
外れないだろうか、グラつかないだろうか、と。
けれど実際に使ってみると、その不安はすぐに消えました。
スッと装着できて、しっかり固定される。
持ち上げても、振っても、揺るがない。
その安心感があるだけで、火の前に立つ時間が、驚くほど穏やかになる。
特別な料理を作らなくてもいい。
上手に使いこなそうとしなくてもいい。
ただそこにあって、「今日はこれでいいか」と思わせてくれる。
任せられる、という贅沢。
DISH GRILLは、そんな信頼を静かに積み重ねてくれる道具でした。

公式LINEで数量限定クーポンを配布中です。


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